
『トラウマなんてない』衝撃的な言葉からはじまるアドラー心理学「嫌われる勇気」。今まで過去の蓄積による「好き嫌い」と思っていたことがひっくり返えされました。
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【自己啓発の源流「アドラー」の教え『嫌われる勇気』:岸見一郎・古賀史健】を参考にさせていただきました。
[kanren url=”https://ina-atu.com/dokusyo16-zinnseikann/”]1.トラウマなんてない
アドラー心理学では、トラウマを明確に否定します。
トラウマに苦しむのではなく、経験の中から目的にかなうものを見つけ出しているのです。
「状況や目的」に合わせ都合のいい過去を記憶から引っ張り出し今のままが楽だから過去のせいにしてるだけって考えると筋がとおると思います。
2.承認欲を否定
【反論例】
承認欲求こそ必要な欲求では??
他者からの承認を得て「自分には価値がある」と実感することができる。
【アドラー心理学】
われわれは「他者の期待を満たすために生きているのではない」のです。
他者の期待など、満たす必要はないのです。
労働組合の執行委員長を11年間、他者の期待を満たすために頑張ってきたが、すべてここで否定されました…
他者からの承認を求め、他者からの評価ばかり気にして「他者の人生を生きてきたんだ」と思いました。
「他者の期待を満たすために生きているのではない」のだとしたら、他者も「私の期待を満たすために生きているのではない」って。
いつも他者の視線を気にして、他者からの評価にビクビクしていた過去の自分に教えてあげたい。
3.課題の分離
その選択について他者がどのような評価を下すか。
これは他者の課題であって、あなたにはどうにもできない話です。
なぜ、他者の視線が気になるのか?
アドラー心理学では、『課題の分離』ができていない。
本来は『他者の課題』であるはずのことまで『自分の課題』だと思い込んでいる。
そして、あらゆる対人関係のトラブルは、他者の課題に土足で踏み込むこと、あるいは自分の課題に土足で踏み込まれることによって引き起こされる。
見極め方法は『その選択によってもたらされる結末を最終的に引き受けるのは誰か?』です
4.スポットライト
【例】
劇場の舞台に立っていることを想像してください。
うすらぼんやりとした光を当てているからこそ客席のお客さんが見えてしまう。
しかし、強烈なスポットライトが自分に当たっていたら、まわりが真っ暗で自分しか見えない。
過去にどんなことがあったかなど、あなたの「いま、ここ」にはなんの関係もないし、未来がどうであるかなど「いま、ここ」で考える問題ではない。
「いま、ここ」を真剣に生きていたら、そんな言葉など出てこない。
ここでもトラウマ(過去)否定がはいりました。
決断するのは「いま、ここ」です!「いま、ここ」を生きているんです
5.まとめ
![]() | 嫌われる勇気 自己啓発の源流「アドラー」の教え [ 岸見一郎 ] 価格:1,650円 |

「嫌われる勇気」
答えは人それぞれの価値観で色々あると思います。
冒頭から衝撃的な「トラウマ完全否定」これには驚かされましたが、読み進めるうちに納得しはじめるんです。
気づくんです「大切なのはなにが与えられているかではなく、与えられたものをどう使うか」
人生においての勉強になりました。
ぜひ、気になる方は本書を読んでみてください。
では、また。
ありがとうございました。