7.13水害を忘れないためにも五十嵐川水害復興記念公園を紹介いたします。2004年7月13日五十嵐川左岸堤防の決壊により流れ出した濁流は、それから数時間で嵐南地区一帯を泥水でのみ込み、9人の犠牲者を出しました。
7.13水害五十嵐川決壊場所
この場所が決壊。
2004年の7月13日午後1時15分
河川の破堤・浸水状況
平成16年7月13日に発生した今回の豪雨により五十嵐川では、上流の笠堀ダム観測所で昭和40年の観測開始以降最大となる474ミリメートル(24時間雨量)を記録しました。
この降雨により諏訪地区の破堤地点より上流の島潟水位観測所では、13日の午前7時30分に警戒水位20.70メートルを超過し、午前10時までのわずか2時間半程度の間に約3メートル近く河川の水位が急激に上昇した後、午後1時30分には、堤防天端高24.32メートルに迫る水位を観測しました。
この洪水により、下流の三竹地区の越水や諏訪地区左岸の破堤をはじめ、常盤橋下流右岸の欠壊等、至る所で越水を引き起こし、各地で発生した浸水被害により、五十嵐川流域全体で浸水面積1,320ヘクタールにも及ぶ甚大な被害となりました。
また、五十嵐川だけではなく、稗田(ひえだ)川、貝喰(かいばみ)川、大面(おおも)川、大平(おおだいら)川、鹿熊(かくま)川、守門(すもん)川等の河川でも、破堤や越水が多く発生し、多数の箇所で被害が発生しました。
三条市7.13水害について/三条市 (city.sanjo.niigata.jp)
7.13水害復興記念公園
田島橋(下流)から渡瀬橋(上流)方向へ右岸側に公園があります
決壊した場所
「五十嵐川水害復興記念公園」が作られ慰霊碑が設けられました。
結構広めに駐車場があり、トイレも設置されています。
7.13水害の被害状況をまとめた案内板
改修前と改修後の防波堤(土手)
当時のすさまじい状況を写真付きで分かりやすくまとめてありました。
まとめ
いまでは立派な防波堤(土手)が五十嵐川沿いに続き三条市民の大切なモノになっております。
2004年(平成16年)の7.13水害で受けた甚大な被害の記憶を次の世代につなぎ、亡くなられた9人の方のご冥福をお祈りいたします。
最後まで読んでいただきありがとうございました。